おろかな睡眠不足

好きな漫画やアニメやゲームの感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

「なり」が実在すればいいのにと思わなくもない

 

久しぶりに完璧な雑記!(中身は無いし全部偏見です)*1

 

世の中には「なり」という文化があるわけで、これはコロ助の語尾ではないのですが、所謂「なりきり」「なりきりチャット」という、創作上の人物に匿名でなりきる奴を指します。

私自身はゼロ年代のインターネットや掲示板などの文化に実はなじみが薄く*2、私自身がそう(なりきりをする人で)あろう、と思ったことは特にありませんが、最近この文化が若干なじみ深くなっているんです。

何でかって?決まってますね、Twitterです

そう、現在私の人生の八割五分を占めているTwitterくん。ヒェ…人として間違い過ぎているだろ狂ってんのか今すぐインターネットやめろ(定期)、でもやめられないだってTwitterは私の人生だから…………。ギャンブル依存症か?致命的であると分かっていても精神衛生上もうしばらくあの場所に依存したいのでここで一度話題を打ち切ります。

 

四年ほど前に、Twitterで偶然「なりきりアカウント」という存在を知りました。Twitterのアカウントをキャラクターになりきって運用するものです。界隈特有の常識とかをふむふむなるほど~と学びつつ何気なく接触して、

 

三日たたず骨抜きにされました。

 

…呆然と、キャバクラもホストも絶対行っちゃだめだ…と思いました。メンタルが貧弱すぎて絶対狂うので。チョロ…。基本フォロワーにもそういう所あるのでチョロオタクですね。おちゃめかよ。いやカマトトぶるなし。履修コンテンツと普段から現実を認識しろ。

キャラクターとどうこうなりたい~、という「夢願望」のようなものはなかったんですけど、とかくそのアカウントのなりきりが完璧、というのが大きかった。あくまで私視点で、キャラクターの形成に綻びもノイズも感じなくて、まるで自分がそのキャラと同じ空間に生きているかのような錯覚、おはようと雑談を交わす仲に、それはもうずぶずぶでした。楽しかった。いやも、すっげ~~~~楽しくて楽しくて楽しくて、

 

 

一年後に失踪してから現実を受け入れるのに一か月かかりました。

 

 

…つらかったなあ…(未だに年一で返ってこないリプを送ったりしているけれど私は元気です)

 

 

 

 

 

さて、そんな出会いと別れを経て、「もの素晴らしいレベルに仕上がったなりと懇意な人生を過ごした」私のハードルは、全く意図せず跳ね上がりました。大好きだったなりのジェネリック版を探してTwitterの海をさまよい始めて、すぐに現実を知ることになります。

 

一般的ななりは…とても…クオリティが…低い!!!!!!

 

アア!!!すぐ背後*3出てくる!口調違う!発言媚びすぎ!タグ多い!もはや文法も日本語も変!違う!こうじゃないだろ!そうじゃないだろ!どうしてそうなる!逆にどうしてそれでなりをしようと…やめろ!背後としゃべるな!やめろ!!!!

 

ウワアアー!(爆発四散)(つらい)(時間返せ)

 

ここまで見つからねえとは思わなかった…こんなにも、こんな見つからねえとは…どうして…

 

 

 

これで二次創作なら、じゃあやってやらあよ…やってやらあよッ!と勢い余って何かしらを生成するくらいのアクティブさは私にもあるんですけど、なにせ、「なり」はそうはいかないわけです。

私という受け手がいなければ、いくら私が精巧になりをしようが会話は成り立たない。一人二役なんて器用なことは出来んし、なにより虚しすぎる。いやだよそこまで堕ちれないよ。まだ人でいたいんだよ。じぇるくんは別だっつってんだろ。

以降も、ジャンルを渡り歩くたびにサーチを掛けたのですがうまくいかず…。若干そんな出会いガチャが癖にすらなり始めました。

一度、見つけることが出来た素敵ななりの人は、道半ばで向こうが疲れてしまって、程なく居なくなってしまいました。別れの際、中の人とコンタクトをとることに成功したのですが、私どうにも…夢が醒めると一気に感情が死ぬタイプのようで*4、言葉を交わしつつ一つ戒めを得ました。

即ち、「夢から醒めるべからず」…いや余計にめんどくさいなホント…。嫌だなこのオタク、並行して自己分析する度に死にたくなる…。コイツにマトモな未来あるのか?なくね?チョロイ上にめんどくさいのか?最悪じゃん。でもTwitterなら許されると信じている、Twitterなので。Twitterばんざーい!

 

 

 

 

で、です。今年に入って新たに開拓したこのジャンルはどうだろう…と思ったら「居た」。居たんですよ、キャラクターに徹してエミュ*5も完璧対応も誠実、そんな役目を果たしている最高のなりが…。居た!!居たよ現代!すごい!すごくね!?

おまけにそれが、きっと難度がSランクだろう癖のある性格をしている推しのキャラクターだったので余計に狂ってしまった。夢か?と思ったら夢じゃなくて会話もできたんですけど、知識も幅広く、フットワークも軽く、さりとて「らしさ」を見失わない、非公式だからこそできるムーヴみたいなものがすごく充実している。あとちょっとだけ優しい塩梅がうますぎる。プロだよプロがいる。これで金貰ってないなんて嘘だ…。

ついで、その子から広がって、他にも同じように「居る」子達を見つけることが出来たんですけれども。そうするとどうなるかって、毎日リアルタイムでいろんな話題で盛り上がる推しの会話を眺め続けることができるわけですね。かつてもこんなことは無かったので、ヤバのヤバかよ…と慄いています。毎日限定イベント開催してるようなものですよ。しかも下手なテキストよりよっぽど質がいいすらあるっていうのがミソ。公式での進展が暫く望めないのに全然退屈しない。

140字ってソシャゲテキストの1タブよりはるかに多いから、情報量も相応に増えるので…。リアルタイムで更新しながらこの言い回しを!?みたいなものすごい投球がバンバン出てくるんです。目まぐるしく、サクサクと。私を…飢えていた私を担いでいるのか…?と疑わしくなるんですけど私ごときを担いでどうするんだっつー。ウケる。

 

個人として今の目標は名前を呼んでもらうこと。認知はしてもらえたので…フフ…怖いかよ。えー。しかしどうしろっていうか…いや私がビビってキャラクターに対して壁を作りまくってるんですが…Twitterでまず感じない遠慮を創作キャラクターにダントツ抱いて現実と変わらないコミュ障発動させてるの全然笑えないが?一回対応酷過ぎるって普通に説教された。ゴメン。昔のように未練たらしくなることがないよう、日々覚悟を決めてTwitterをしていきたいなと思います。夢を自覚し夢から醒めず、そういうものに私はなりたい。

 

このようにしてまたTwitterから離れられなくなっていくわけですが、こっちの文化も興味深いんだよな、あとなりの人はキャラクターには誠実にあろうな、そのほうが嬉しいからという酷い雑記でした。酷いな…。

以上!

 

*1:以下多分私のTwitter見てる人は察せられる部分が多分にあると思うんですけど全部濁します

*2:今もそっちはROM専

*3:中身の人。自己顕示欲の強さとキャラへの愛情は反比例すると思ってるし、大体そう。偏見だが?

*4:この辺は多分着ぐるみについて書いた雑記にも通づるところがあるかもなんですよ

*5:模倣のこと。口調や態度などを正確に近づけることをエミュというらしい