おろかな睡眠不足

好きな漫画やアニメやゲームの感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

『スターライトプリンセス Re:M@STER!』がメチャ楽しかった話

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『プリンセスコネクト!Re:Dive』×『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』なコラボイベント、スターライトプリンセス Re:M@STER!が、2020/02/29(土) 12:00 ~ 2020/03/21(土) 20:59の期間に開催されていました。(相変わらずタイトルの付け方が上手いなホント)

 

priconne-redive.jp

 

皆もう遊んでくれたかな~?

そうでもないよね~…(つら)

 

Twitterの同僚で遊んでくれて言及くれた人間が三人にも満たない現状を鑑みるに多分、少なくとも、私の周囲で外部コラボ触れてくれた人は超絶少ない気がする。なんでさ。

コラボ本当マジで凄く完成度高くてよかったので、少しでも多くの人に知ってもらいたい…。面白かったよ~~ってことが伝わればいいなって記事になります。一課!読んで

 

 

ちなみに、このコラボのED曲として使用されたnew generationsの「Great Journy」が叩けるデレステのイベントは現在開催中!遊ぼう、デレステ

 

 

 

 

あらすじ

「私たちをアイドルにしてください」という

 奇妙な依頼を受けた【美食殿】のメンバーは

 依頼者【ニュージェネレーションズ】を護衛し

 オーディション会場を目指すことに…。

 (引用元:https://priconne-redive.jp/collaboration/sl-stage/)

 

プリコネR史上最長の期間と初の前後編でドカドカやってきた大御所感溢れるコラボイベント。プリコネのイベントらしく、最初と最後に新作アニメーション、ED曲にムービー付き、全編フルボイスでのご提供です。

イベント中、配布がミオ、ガチャでウヅキとリンが期間限定実装されました。

 

 

登場人物

 

ギルド【ニュージェネレーションズ】

冒険者家業をしていた他人同士のウヅキたちが『なんとなく』出会い、『目的』すらないまま結成したギルド。ギルドの目的を探すため活動中。人はそれを運命と呼び、異世界でも巡り合うつながりの強さを感じてオタクはむせび泣く。

もしくは――どこかの世界では『人気アイドルユニット』として知られているかもしれない、そんな名前。

 

・ウヅキ

 【ニュージェネレーションズ】のメンバー。明るく前向きで笑顔がまぶしい、どこにでもいる普通の女の子。自分自身のなりたいもの、やりたいことを探す日々の中で、アイドルになることを提案する。

アイドルはおろか、ミオやリンともこの世界が初対面という忘却と認知を得た存在として登場(これはNG全員共通)。そんな彼女たちが『アイドル』を知るところから、物語は始まります。

 

・ミオ

 【ニュージェネレーションズ】のメンバー。天真爛漫なムードメーカーの女の子。たっての希望で三人でアイドルギルド【カルミナ】のライブに行く。ギルドの家計を担ってる様子がキャラストーリーで伺える。大変良さみがある。

この世界ではダイスDEシンデレラともグランブルーファンタジーとも異なり武器はマイク。どういう何のカラクリなんだろうかは全然わかんないけど後衛職で回復もしてダメージも稼ぐ。

 

・リン

 【ニュージェネレーションズ】のメンバー。クールな中に熱さを秘めた女の子。アイドルオーディションには難色を示していたけれど、ミオにじゃんけんで負けたため二人に従う。異論はないよ。

この世界にダントツで馴染んでる人。よくわからん謎の鎖を飛ばしたりよくわからん長い詠唱をしたり蒼を連呼するなどしているが、その実力は確からしく同業者にはファンも多い。ニュージェネの一番の稼ぎ頭。

 

 

ギルド【美食殿】

自称食べ歩きギルドであり、それ以上でもそれ以下でもない。プリコネRの顔役。

ギルドに所属しないと入店できない飲食店に入るため、美味しいご飯が食べたいペコリーヌを中心に(他二人+騎士くんが巻き込まれて)結成された。どういう事やねん。美食の為とあらば世界の果てまで突き進む。

 

・ペコリーヌ

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【美食殿】のギルドマスター。頭のティアラとふわふわの衣装が可愛らしく、ゴツい肩当てにゴツい剣が馬鹿強いというミスマッチの塊なプリコネR&【美食殿】のセンター。口癖は「ヤバいですね☆」。

底なしバケツとも称される胃袋の持ち主で、食に対するこだわりが狂気レベルにえげつない。飯を求めてさまよう放浪者に見えるが、諸事情あるだけでいーところのヤバイ人。実は本名ではなく渾名だけど、滅茶苦茶渾名を気に入っているためそのまま。

 

・コッコロ

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【美食殿】のメンバー。真っ白ふわふわな髪の毛と緑を基調とした衣装、小柄な体躯とエルフ特有の長い耳が特徴。全体的にふにゃやわくてかわいい。口癖は「主さま」。

主人公(以下騎士くん)をたいそう慕っており、「主さま」と呼びながら騎士くんを朝から晩までお世話するヤベー女の子。あふれ出るママみに『ダメにされる』『ママァ…』『コッコロちゃんに世話されて死にたい』などの声が多数寄せられています。

 

・キャル

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【美食殿】のメンバー。猫耳しっぽとツインテールが可愛い獣人の女の子。性格は生意気で気弱、素直じゃないとツンデレの王道を行く。口癖は「ぶっ殺すわよ!?」など、若干(?)棘が強いけど本当いい子なんですよ環境が全部悪いんだ…。

後衛魔法職らしく攻撃魔法が得意。癖の強い【美食殿】の中で唯一の常識人/普通の感性の持ち主として沢山の苦労を重ねる。胃薬足りてるのかな…。かつてはヤバいところのヤバい人で諸々裏切りなどもした。

 

・騎士くん(プレイヤー)

お前のことだよ。プレイヤーはこの世界で惰弱な非戦闘員です。記憶喪失のせいで1人では生活もままならない程に赤ちゃん化しているため、常にコッコロちゃんのお世話になっています。それはそれとして女子との人脈がえげつないほどあったりなど、ただの赤ちゃんにあらず、大変ふしだらな赤ちゃんです。メインで加入しているのは【美食殿】だけど他に何股してンだろうねマジで。ウケる。

非戦闘員ではあるものの【プリンセスナイト】という特殊な能力を持っており、彼と絆を紡いだ女の子たちを一時的にめちゃくちゃ強化する能力があります。女の子だけを。さてはふしだらでいらっしゃるのか。

 

 

その他

ぴにゃこら太

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ぴにゃ! ぴーにゃにゃ! にゃ!

…という言葉を騎士くんが訳したところ、『アイドルになるためのレッスンは任せて』の意味だったことが判明。お空では狩られまくったが、今作ではニュージェネの指導…プロデュースを務めることになる緑のブサイク。超有能だけど主人公達以外に魔物と間違われて討伐されかける。なんかモフい。

 

うえきちゃん

 誰がコイツの登場を予想した???とうとう物語のキーキャラクターとなりました。後半周回で数多の騎士くんに殴られてた。そのうちアッキーとかサバオリくんもどこかのコラボで殴ることになりそうで怖い

 

 

 

本編

物語は『ニュージェネのアイドルサクセスストーリー』という本筋に、【美食殿】が絡む形で進みます。各話のタイトルは英文で構成されていて、そういう所からも「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ」のリスペクトが強いことがうかがえますね。素敵ですね。メチャ良さみがあります。

 

 

前半

 

プロローグ。

日常として、このプリコネ世界に溶け込んで暮らすニュージェネのアニメーションからスタートします。開幕の時点でワクワクが止まらなさすぎるショートアニメ、『アイドル』という概念すら知らない三人の描写。「私たち――冒険者なんだから」とそっけなく口にするリンちゃんがつれなさ過ぎてドキドキしちゃう…。

 

ところ変わって魔物退治の依頼を受けた【美食殿】は、ある日森の中、奇妙な緑のブサイクに出くわします。

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ペコさんの餌食となりあわや食われるかと思ったけれど、哀れになった騎士くんの仲立ちもあり、見逃された緑のブサイク。

 

 その後、あえなく未達成となった依頼の代わりを探す【美食殿】の前に、再び緑のブサイクが現れます。緑のブサイクは貼り付けてあった一枚の依頼を強奪、それを騎士くんに押し付けて、依頼を無理くり受け負わさせます。

その光景を発見する依頼主の【ニュージェネレーションズ】。依頼内容は――

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キャルに「ごめん…それ無理だわ。」と即断られるのもむべなるかな。なにせ【美食殿】にそんなノウハウはない。どうしてこんなことに…。

 

途方にくれる【ニュージェネレーションズ】。しかし、そこで救いの手(コイツ手はあるのか…?)を差し伸べたのは、「ぴにゃこら太」と名乗った緑のブサイクでした。

渡してくれたチラシには、芸術と歌の都・ムーサにて間もなく『新人アイドルオーディション』が開催されることが書いてあり、ぴにゃこら太がアイドルになるためのレッスンを請け負ってくれる、とのこと。

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ビビるリンちゃん。

 

開催日まで時間はないけれど、こんなチャンスめったにない…!オーディションに挑むことを決める【ニュージェネレーションズ】。

道中魔物が出ることから、その警護は【美食殿】が請け負うことに。かくして【ニュージェネレーションズ】と【美食殿】とぴにゃこら太による、ムーサへと向けた旅路が始まります。

 

 

馬車の旅を進め、ぴにゃこら太とのレッスンを重ねながら、現地調達のペコリーヌの魔物料理に舌鼓をうつ【ニュージェネレーションズ】。

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安定ゲテモノ料理にキャルちゃん半ギレ。

 

レッスンを受けて徐々に自信をつけるミオ・ウヅキに対して、どこか自信なさげなリン。そんな三人の様子に、ぴにゃこら太は『ゲリラライブ』の提案をします。

 

立ち寄った小さな宿場村、たった二十人程度の観客を前に怖気づく二人。ここで怯まないのがリンでした。仲間内に緊張しながらも発破をかけ、さて始めた最初のライブは――

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見事に大失敗。

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挫折は早々に訪れる。(キャルちゃんのこういう考え方好き)

 

 

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すっかり落ち込む三人ですが…。

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されど、歩みは止めず。

 

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渋谷-----!!!!好きだぞ………。(BIG VOICE)

 

ファン、という概念すら抜け落ちているはずなのに、アイドルとして、ライブを見てくれる『誰か』の期待に、想いに、声援に応えたい――なんて基本はしっかり備わっている。

ミオに「アイドル、やめない」という台詞を言わせてくれて、もうそれだけでたまらなく胸が熱かった。

気合を入れなおして立ち直った三人、たまらずテンションが上がるぴにゃこら太。キャルに「いきなりゲリラライブなんて随分なスパルタよね!」とぺちこんと叩かれたり。

 

そんなやり取りをさておいて、ニュージェネの三人は『もう少しだけこの村にいられないか』という提案をします。リベンジを果たしたい。時間がないと反対するぴにゃをさておいて承諾する騎士くん。コッコロちゃんも、旅程を見直せば可能だと同意します。多数決で逗留決定。

かくしてレッスンと、ついでに周辺の魔物退治もこなしながら、再度のライブに臨む【ニュージェネレーションズ】。

今度のライブは無事に大成功!貴重な経験を得ます。住民たちの歓声を受けながら、慌てて馬車に飛び乗って、一行はムーサへと出発しました。

 

漸く辿り着いたムーサの町で、さて一行はおかしなものを目にします。

 

 ツッコまんからな…。

これは『つぼみちゃん』という、町のシンボルのようなものだと教えてくれた老婆は、六人でアイドルオーディションに来たのかと勘違い。皆に三人だけだと訂正されて、残念がりながらも、オーディションの申込期限が近いと【ニュージェネレーションズ】を促します。

 …一人、アイドルについて考えるキャルちゃんを、ペコリーヌが遠く呼びます。

 

 

 

 

オーディションの申し込みを無事終えた【ニュージェネレーションズ】に、【美食殿】は依頼完了を告げました。

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きっと勝てると励まされ、 意気込む【ニュージェネレーションズ】へ、突然入るモブ顔優勝候補の横やり。「今ここで歌ってみなさいよ恥かかせてやんわ!」という治安の悪さにもめげず、ニュージェネは見事に即興で歌い上げると、逆に周囲のハートをがっちりつかみます。

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最早なろう系主人公の風格…などと茶化そうにも、少しずつ、上達具合のすさまじさだったりに違和感が見え隠れし始めます。

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それはレッスンの感覚にはとどまらず。

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名前にまで及びます。そうなんですよ、この世界は基本的に苗字の概念がないので(例外約一名)、そもそも『シブヤ』『シマムラ』という呼称はどこにも存在しません。ネタ感覚でなんでやねん~wとか思ってたらまさかここに触れてくるとは思わなかった。

様々な違和感から彼女たちが『記憶を失っている』ということが確定しつつある中、突然現れた【ニュージェネレーションズ】だけを襲おうとする魔物を、【美食殿】は慌てて退けました。

魔物は、もしかしなくてもモブ顔の仕業。なんとかニュージェネに赤っ恥を…!と企むモブ顔は、尚も次の手を仕掛けます。

 

オーディション本番、順番が巡ってきた【ニュージェネレーションズ】、そこで流れ始めた曲は……なんと、見守る【美食殿】達も全く知らないイントロ。

例に違わずモブのせいで音響盤がすり替えられていたのです。モブ曰く「どマイナー」なその曲を、そんな逆境にも関わらず――しかし、何一つ躊躇うことなく三人は歌い上げ、踊りこなすことが出来てしまう。

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流れた「どマイナー」ソングに私は思う、「いやこれ『お願い!シンデレラ』だよね!?!?!?!?」

 

流れたのが何の曲か、とは一切言及されないけど、それはまごうことなき『お願い!シンデレラ』。

音響盤は緑のブサイクな着ぐるみが落としていったらしく、モブは緑のブサイクとニュージェネがグル(厳密には異なる)だったと気づきますが……圧倒的実力差を前に、静かに敗北を悟ります。歴代シンデレラガール様たちやぞ道開けろオラオラ。

 

結果発表を控え既に結果は歴然。もはやそれどころじゃなく、自分たちの中に巣食う違和感について考えようとする【ニュージェネレーションズ】。

と、発表直前!

突然えげつねえ勢いで伸び始める『つぼみちゃん』。いいや違う、あれは――

 

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後半

 

引きのテンションのまま続いていく後半という名のとんちきパート、はっじまっるよー。

ニュージェネの葛藤をさておき、どうやら「歌の力」の影響を受けて突如急成長したらしいうえきちゃんは、突如大量の花粉をばらまき出します。それにとどまらず、アイドルのたまごのオーディション参加者達を軒並み「きゅうこんちゃん」なる謎の足が生えた種子を使って取り込み始めました。

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突然SFホラー始めんじゃねえわよ。てか平然とした顔をしてうえきちゃんにバリエーションを増やすな。

 

主要メンバーのうち、何故かキャルちゃんだけが連れ去られる事態に。

Twitter『「キャ(ト)ル」ミューティーレーションだからじゃね?』と言われててクソ笑ったんですけど(本来の事情は後述)、いやだからそもそも剣と魔法のファンタジーで異星人の侵略的なSFしてんじゃねえわよ。ぶっ殺すわよ。

 

そんな騒動のさなか、うえきちゃんの根元には空間がゆがんで別世界――つまるところ現代の景色が見えており、ニュージェネにはその景色に対する見覚えがあったり、「うえきちゃん」という名前が、懐かしさと共に浮かんだりしたことが明かされます。

うえきちゃんの変質や記憶をなくした自分たちなどの「本質から歪んだ存在ではないか?」という疑念含む「同じ共通点を持つ存在」として、

【ニュージェネレーション】とぴにゃこら太とうえきちゃんは同じ世界から来たのではないか……という考察が、ニュージェネによってなされます。いやまあ異質だしね、馴染みかけてるけど…。

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これは意味の取り違え(かわいい)。

 

さて。そんな考察を経ながらキャルちゃん救出作戦を立てる五人と騎士くんの目の前に、閉じ込められてるという予想に反して――うえきちゃんの口元辺り、キャルちゃんが不意に現れます。

 

 

人はこれを黒歴史という。

「アイドル」を自称する、頭にうえきちゃんを生やしたキャルちゃんは安直な語尾でアイドルのキャラ付けを狙います。

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聞いてるか前川ァ!

 

キャルちゃんヴォイスは衝撃波。魔力の籠った花粉が歌で増幅され、バシバシ攻撃してくるキャルに悲痛に「どうして!」と訴えるニュージェネですが、うえきちゃんに操られているのでは?という説に、違いない、と頷きあいます。

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一様に言葉を濁す【美食殿】の真意は推して知るべし。…うーん…ね、まあ、…ほら…。

消えなさい

 

元々「歌」でうえきちゃんを成長させ、自重で倒そうと考えていたニュージェネの三人は歌で対抗することを決心。ここに歌と歌の戦いが開幕します。

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聞いたことのある響きしてるね…ロワイヤルとかつかない?そう…。

 

一筋縄ではいかないバトル。あと一押しを支えたのは、ペコリーヌ、コッコロ、ぴにゃこら太、そして騎士くんからのエール。アイドルに歓声はつきもの!渾身の歌で吹っ飛キャルちゃん!え、作品ミスってない?

無事に打倒されたキャルちゃんは何の問題もなく目を覚ましますが、記憶がなまじっかあるせいでミオとペコリーヌから散々いじられる羽目に。

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かーわーいーいー。

 

いじられまくったキャルの口から、とうとううえきちゃんの真相が明かされます。

ウヅキがさっき見つけたうえきちゃんの根元にあるのは、案の定現実への帰還の穴ですが…そのサイズは現在、拳大の小ささで誰も通れない状態。

LIVEの盛り上がりが帰還の為の道を広げてくれるエネルギーになるので、ニュージェネが集めてくれたエネルギーの、まだまだ足りない不足分を補うため。うえきちゃんは「少しでもアイドルになりたいと思っている」子たちを集めてLIVEをさせ、ゲートを広げようとしていた、と。

…うえきちゃんに、帰還したいという明確な意思と願望が宿っている…。

 

そう、ここでウヅキが気づきます、さらわれたのは「少しでもアイドルになりたいと思っている」子。このメンバーでさらわれたのはキャルちゃんだけ。

 

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かーわーいーいー。

 

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なんかごめんな…お前の周りの人々ちょっと普通じゃねえんだよ…。ご存じだろうけど…。

 

ともあれ、騒動を経て改めて「現実への帰還の為」動き出す【ニュージェネレーションズ】。【美食殿】も最後までの協力を誓います。

 

 

 エネルギーの不足分を補うため、騎士くんが考案したのはペコさん命名『ライブチューニング』。キャルが保持している通信魔法を騎士くんの能力で強化し、ニュージェネのライブ音声を全国各地に届けることでエネルギーを効率よく回収する、という方法。

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「View」は個人じゃあまだ難しいようで。(ライブチューニングって響き好きです。実在するのかな?)

 

ここで審査員でもあった老婆から、優勝賞品の楽曲プレゼント。中身はもう聞くまでもありませんが…。

時折活性化するうえきちゃんの対処は【美食殿】が請け負い、新曲を携え、一層レッスンに励む【ニュージェネレーションズ】。

 

 

 

 

――そうして、とうとう迎えたライブ当日。開演を間近に控えた【ニュージェネレーションズ】は興奮を抑えきれないようで。自分たちの不思議な境遇に思いを馳せます。

 

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「私たちってすごいアイドルだったのかもねっ♪」……ア゛ア゛ッ゛!!!(オタク特有の発作)

 

その後も【美食殿】と交わされるたわいのない雑談の中で、ここまでレッスンをしてくれたぴにゃこら太へと、最後、ウヅキが声を掛けます。

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賢明な読者の皆さんなら察しはつくだろう。そうだよ。この辺りから小粋な演出に感嘆が止まらない。

 

ここで、この旅の記録として【美食殿】が…というかペコリーヌがくれたゲテモノ料理を回想する三人。

ミオ「グリフォン手羽先とか…」

リン「キラービーのハチノコ炒めとか…」

ウヅキ「スライムのゼラチナ丼とか…?」

キャル「ちょっと!」

キャルちゃんゲテモノにキレる。好きなものだった!と思い直したウヅキに、ペコリーヌはおにぎりが好きです!ほかほかごはんのおにぎりは最高です!」と威勢よく言います。

ペコリーヌがおにぎり大好きなのはスキルモーションで突然握り飯を食って異様に強くなる、などからも周知の事実ですが、それでもニュージェネに先行するタイミングで、例として「ほかほかごはん」が出るとは…。

そして改めて考える三人。

 

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結果、さんざん思い出せなかった記憶を、この土壇場のタイミングで思い出すことに。

こんな些細な掛け声が――けれど、ニュージェネレーションズという彼女たちを構成する、大切なファクターだったわけですね。

そう、この辺りアニデレ視聴者以外大概置き去り進行なんですけどあまりにも突き抜けてて最高か???????となってしまいました、私はアニデレ大好きオタクなので……。

かくして全然纏まらないまま、いよいよ本番を迎える三人は、しかし狼狽えることもなく――

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 行ってきます、と最高の笑顔で。

 

ここから後半のショートアニメーションに突入するわけですが、ここのアニメーションの溢れんばかりの演出の数々はもう最高の限りを尽くしてもらった、って感じでした。よさみがあふれみ。

 

 

アニデレOP、おねシンPV、流れ星キセキ……いろんなシーンを思い起こさせる演出を新曲と共にプリコネ作画で繰り広げ、この世界での最後のステージを終えた彼女たちは、無事にうえきちゃんやぴにゃこら太ともども、現実へ帰還を果たします――。

 

 

エピローグ。

 帰ってしまった【ニュージェネレーションズ】を想い、ちょっとしんみりするペコリーヌとコッコロ。一方キャルはこのライブでの儲けを考えてウッハウハですが、ニュージェネがあらかじめ、次のアイドルオーディションの予算だったりに寄付という形でお願いをしていたので皮算用と相成りました。

来年のアイドルオーディションに優勝すれば受け取ることができる、というコッコロ。

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(文香・百合子・紗枝のトリオなら)良い線行くと思うんですけどね…。

 

 

 

 一方こちらは帰還したニュージェネ。控室で目を覚まします。息抜きで試供品のゲームをしていたら、三人揃って寝てしまい、おそろいの変な夢を見ていたらしい…という結論に落ち着きます。でも、あの体験は特別なもの。

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 きっとこれは、そういう物語。

プロデューサーも、隣室でVRゲームをしていたらしい、と教えてくれるスタッフさんは、間もなくライブが始まるということを伝えに来てくれました。

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<ぴにゃあ。

 

夢の中とはいえ良い曲を貰えたのになあ、と残念がる未央だけど、ここで卯月がセットリストの追記に『夢の中で貰ったあの曲』の名前を見つけます…。

というところで、物語はお終い。

 

EDとして、新曲『Great Journy』の特別アニメーション付きの映像が見ることが出来ました。【美食殿】と出会う前の、冒険者な三人の一日、超~~~~~~~~~絶好きです。この世界観であと百年やってほしい。

 

 

 

 このほかにもログインであったり討伐数達成であったりメモリアルマップであったりノビノビうえきちゃん(??????)であったりと、様々なコンテンツで新規テキスト・新規ボイスを聞くことが出来て大満足でした。

勿論実装された三人のコミュも充実していて、この世界で冒険者として暮らし、アイドルを目指すことになった三人それぞれについて、深く知れる作りになっています。完璧か?

 

 

小ネタ

  • 「ぐさーっ!」…ぴにゃこら太に襲われるのでは?という危惧を持ったキャルちゃんが口にした、ぴにゃこら太の攻撃擬音。その擬音はぴにゃこら太が被害者になるよ。
  • 「部屋を片付けて~」…リンからウヅキへの言及。ウヅキの部屋汚し魔なところは変わらずのよう。
  • 「優勝して、3つの一番星になっちゃうんだから!」…ミオのアイドルオーディションへの意気込み。ミツボシ☆☆★。
  • 「あざとすぎるよ!」…猫キャラに対するミオの言及。因みにデレマスでは「前川みく」、プリコネでは「タマキ」と、それぞれあざとにゃん語尾のキャラが存在してる。あざといよッ!
  • 「ウヅキのお尻も通れない」…キャルちゃんからウヅキへの言及。おいどうして島村卯月の尻が大きい話を始めた!懐かしくて笑っちゃったじゃないか!言えッッ!
  •  「まあ……私は、犬派だけど。」…キャルの猫キャラに対するリンからの評価。それ今言う必要ある?と思って笑ってしまった。リンの飼い犬の名前はハナコ
  • 「夢は、夢じゃ終わらなかったんですねっ♪」…帰還した卯月がセットリストに曲を見つけて、一言。『お願い!シンデレラ』。

 

あとがき 

始まってからそろそろ一か月だしね… と書き始めたらほぼ一週間近くずっとこれにかかりきりだったんですけどなんでこんなことに?バカ疲れたけどこの熱量がずっと続くくらい面白かったんですよマジで!!!私が求めていたニュージェネの物語をこんな機会にこんなハイクオリティで味わえるとは思ってもみなかった。最高でした。伝われ~~~~~~~~~~~~~~~

 

そんなわけで、無事に迷い込んだプリコネの世界から帰還を果たしたニュージェネの三人。
……まあそもそも、無事に帰還っていうか、この世界におけるネームドキャラはほぼ全員、記憶と認知を捻じ曲げられてこの世界に知らず囚われ続けているVRゲームの被害者なわけで、ニュージェネはいちぬけしただけなんすが……そういうことは、今は関係ないので置いておいて。(地味にニュージェネが【七冠】を除くと初の完璧な脱出者だったりするはず。例外だけども)

原作がどんなゲームか、気になった君はやろう、プリコネ!今ならアニメもやってるぞ!一話の騎士くん可愛かったからおすすめすっぞ!このすばの監督だからギャグ多めでテンポよくていいぞ!

anime.priconne-redive.jp

 

以上!13000字お付き合いいただきありがとうございました!