いや…ヤギなんですよね…
SSアニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」毎週一話無料公開も、とうとう伝説の六話『世界平和』まで来ました。
作画が一人も起用されない、作画枚数ゼロのヤギ回。わあまるで実写だね!当時は死ぬほど笑い転げて今日も笑った
ヤギをヤギとして起用し声を当てることによりキャラクターがヤギになり、また行動や精神面もヤギへと変貌していく、つまりここにいるのはヤギであり冥界の皇女パトリシアではないのではないか…?
ヤギに始まりヤギに終わる、万策尽きたのか万策始まったのかその答えは誰も知らないヤギ回。ヤギ。聞こえるのは声優の声とヤギの鳴き声という狂気の三分三十秒。
正気に戻ったら負け。
確かに、ヒロインたちが魔法でネコに姿を変えられた主人公の気持ちを知ることができるのはいいことかもですけど、なんでこんなにもリアル寄りになったんだろうか。
空撮まですることは誰が決めたのか。OPメロディと共に写るのは太平洋ではなく大草原、誰が視聴者の心情を表せといった。
あいらーびゅーあいらーびゅーBetter than goat!タイトルのネコはどこに行ったんだ!
草が美味しい白ヤギのパトリシア、ツッコミが止まらない委員長、ヤギであることによって真理にたどり着く明日原、海に行くノブチナ、黒ヤギさんからの手紙を報告するユウラシア。
「海に……(間)……行きたいわ」「行きた~い!どっちが海~!?あぇ…あ…行きた~い!」のやり取りには一切台詞に関係しないキャラクターの設定など人生とともにぶん投げていけ、というメッセージすら感じずにはいられません。(?)
原作に対する理解も、現在の理解も求めないその姿は、もしかしたらモノつくりにおいて見習うべきところがあるのかもしれないしたぶんない。嘘ですないです。
まあもしかしたら今までにない物をみることにより、かつてないインスピレーションをヤギから受ける可能性もあるかもしれない。嘘ですないです。
手紙はジューサーにかけて朝一で飲み干しましょうの台詞を発送できる才能は狂おしいほど好きです。この感覚獲得していきたい。
というわけでそんな妄言と共に無料公開は今月二十四日の正午まで、一番上の埋め込み動画で見てみませんか!とお勧めしたりしなかったり。
しかし改めてみても意味が分からんぞ、何だこのアニメ?