おろかな睡眠不足

感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

『神クズ☆アイドル』が最高に面白くてお気に入りな話

 

神クズ☆アイドル、第二部決定おめでとうございます~~~~~!!!!!(今世紀最大感謝)

第一部完!というピリオドによって恐らく連載終了寸前かそれに等しい感じだったのでは?と邪推してしまうような状況下にあったこの作品が、次に来るマンガ大賞というビッグウェーブを乗りこなし見事返り咲いたことにオタク、涙を禁じ得ない…

これは最高に最高を掛け算したら生まれる傑物漫画に置いて行かれないように君にも今日から読んでほしい神クズ☆アイドル的ダイマブログです(ぼーっとしてたら次にくるマンガ大賞投票期間終わってたのでこれは本当に何にもならないタダのダイマです、無!無で6000字超えるな)

神クズ☆アイドル 1巻 (ZERO-SUMコミックス)

神クズ☆アイドル 1巻 (ZERO-SUMコミックス)

 

 

(どうせ再度紹介するあらすじ:二人組マイナーアイドルZINGSのメンバーである仁淀ユウヤは「働きたくない」クズアイドル。やる気のなさのあまりクビ寸前になった彼は、交通事故で亡くなった神アイドル最上アサヒと出会います。「働きたい」未練のあるアサヒと利害の一致を得た仁淀は、彼女に体を貸してアイドルをしてもらうことを思いつきますが…。)

 

作品について

いそふらぼん肘樹作『神クズ☆アイドル』はゼロサムオンライン/pixivコミックで連載されており、これから連載が再開される一風変わったアイドル系漫画です。アイドル系漫画、言ってしまえばそれまでですが、構成する要素が何もかも最の高すぎて激ヤバおススメ作品となっています。ハマりすぎて怖~~~~~!

というかこんなブログ読む前に一話試し読み読んでください あなたにこのブログのリンクをクリックしてくれる優しさがあるなら下のリンクもクリックして(強欲)

static.ichijinsha.co.jp

 

 

キャラクターとあらすじ

 ↑画像参照

 

当作の主人公である仁淀ユウヤは、端的に言えば根っからのクズです。(神クズのクズ担当)

清々しい程に他人のことを考えず、己がいかに楽して生きるかのみに焦点を当てて生活しています。そのために皮をかぶるとか、自分をよく見せるとかそういうこともなく、「何もしないで金を儲けたい」という人類誰もが願うことをただひたすらに追求します。最高。アイドルになったのも金を簡単に儲けられると誘われたから。

故にまともに練習もしないため、

舞台上で歌詞を忘れることも

振り付けを忘れることも

体力が切れて座って休むことも

全てが必然であり当然であり通常運転。どうかしてるぜ!

そんな彼の長所は。アイドルにスカウトされ、何もせずともファンが付くほど、ただひたすらに顔がいい。顔がいいだけでファンにその数多の蛮行がおおよそ許されてしまうくらいに顔がいい。仁淀は、顔が、いい。いい…。(恍惚)

 

クズな彼のアイドルユニット『ZINGS』における相方であり、仁淀の介護者(ファン命名)である吉野カズキくんは、そんな仁淀に愛想を尽かすことなく甲斐甲斐しく面倒を見てあげるクッソ優しい天使みたいな男です。普通裏があるだろ、って位にいい子過ぎて最早こちら側から養ってあげたい程にいい子なのですが、あがり症で臆病な吉野くんからすればどこでも自分のスタンスを崩さない仁淀はある種の尊敬に値する人物なんですよね。根底にいつでも仁淀へのリスペクトがある男。仁淀はそんな吉野くんの苗字すらも覚えてませんが。鬼か?

 

仁淀と吉野くん、二人の凸凹アイドルコンビZINGS。当然のように生真面目で頑張り屋の吉野くんの力、九割五分で辛うじて成り立っています。そんな状況を快く思わなかった苦労性で豪傑な社長(逆によくここまで仁淀黙認してたな?)によって、ある日の仁淀はクビ寸前宣告を食らってしまいました。アイドルに一切未練のない仁淀は即座に再就職先を探し始める始末なのですが、そこで彼に運命が訪れます。

 

もう一人の主人公、最上アサヒ(神クズの神担当)。「アイドルバカ一代」と恐れられる程にストイックにアイドルに一直線に打ち込み、誰よりもアイドルが好きで、アイドルを楽しんで、アイドルを愛し、そしてファンに愛された少女。――その感情を未練としたまま、交通事故で亡くなった故人。

どういう絡繰りか、仁淀には幽霊の彼女が見えて、彼女の声が聞こえて、加えて、彼女に体を貸すことが出来ました。

  • アイドルに無関心な仁淀。アイドルが大好きなアサヒちゃん。
  • アイドルをやめてもいい仁淀。アイドルを続けたかったアサヒちゃん。
  • 金は欲しいけどアイドルをしたくない仁淀。金なんてどうでもいいからアイドルをしたいアサヒちゃん。

全くの対極の二人は、それ故に利害の一致という奇跡を起こすことに成功します。

「アイドルしたくないヤツの代わりに、アイドルしたいヤツがすればいい」。

そんな、当たり前な非常識を一切の躊躇なく実現してしまう。

「顔がいい」だけが取り柄で、ただそれだけで大丈夫な程に顔がいい本当に顔がいいクズアイドルに、神アイドルが憑依したらどうなってしまうか?

そう、ファンサもダンスも歌も完璧な神仁淀、全部お粗末だけど顔の良さをひたすらに噛み締められるクズ仁淀、双方の気分や事情によって入れ替わる日替わり二重人格ランダム性格ガチャアイドルが誕生しますね!!!さ~~~て、今日の仁淀はどっちかな!?オッズは1.5だよ! 何言ってんだコイツ

 

いや、そういう本当に何言ってんだコイツ…っていうそんな関係性を危うげなく続けていく仁淀・アサヒちゃんコンビと、それに全然気づかない吉野くん達含む周囲が最高に面白い漫画なんですよこの『神クズ☆アイドル』…。死んだ目のアイドルに死んだアイドルが憑依する*1、身も蓋もなくまさにその通りを続けるだけの話。

お察しの通り軸がギャグだから、憑依して人格が~とか人間性が~とかそういう面倒な葛藤も全然ない。二人の関係性の中心にあるのはいつだってアイドル、それだけ。吉野くんは不思議がりながら、これも仁淀の奇行の一つかと受け入れてしまうおおらかさ。そんなゆるゆる時空。

仮にも年頃の男女二人が実質的な同棲と入れ替わりしているにも拘らず、そこに一切言及されず気にせず、オマケ漫画でも恐ろしい程の互いの性別への無関心を見せつけられる。けど息はぴったしコンビネーションはバッチシ関係性は仲良し、も~~~非の打ち所がない最高の「「「「「「「コンビ」」」」」」なんですよね二人…。待っていたこういう関係性、無限に増えろ

 二人とも両極端過ぎて結構バカなところがあるので、丁度天秤のみたいな関係性になっているのも高ポイントです。片方がダメな時は片方がアシストして、逆もしかり。勢いで生きてるアサヒちゃんと一切動こうとしない仁淀なんで、足して二で割るくらいが丁度いいんだと思います。二人とも濃いので味濃度はマシマシですが…。(逆に歯止めが間に合わなかったり二人ともダメな時は本当ダメ そのへん含めて両極端な似た者同士)

 

また、現代の距離の近いアイドルとしてのチェキや握手会などの文化や風習、TwitterなんかのSNSを利用したファンたちの存在もしっかり描かれていることも特徴の一つです。丸々一話、ファンの居酒屋の駄弁りだけを抜き出した回があるほどなので…。

そういった点で、この作品はとてもオタクの心を掴む術を知っている漫画でもあると思います。ギャグでありながら他人事じゃない、自分の好きなものと重ね合わせて見られる作品。

特に「ファン」という存在はこの物語におけるキーの一つでもあったりするので、そういった仁淀達を取り巻くものも、この作品を彩るしっかりとした一要素となっています。

 

そして後半、仁淀の行く手を阻むマスコットキャラクター真のアイドル瀬戸内くん。彼の存在なくして神クズは語れないわけで以下反転します。瀬戸内くんキラキラスマイルで認識止まってるorそんな奴知らない方はここスルーしてコミックス二巻まで買って読んでください…。

瀬戸内くん、仁淀をブレードで斬る男。仁淀とアサヒちゃんとは違い本物の二面性の持ち主であり、何より二人のファンとなる男。アイドルに救われアイドルとなった過去は、クソオタとしてコミカルキャラに捉えていたところがあったため普通に驚きました。けれど、そのおかしな「特別」があるわけじゃない、誰にでも起こりうる過去は、この作品内で突飛な設定とは別に感じられる、キャラクターたちが持つ普遍性みたいなものを、改めて感じたような気がします。ホッカムリさんのサイトが見てえなあ…。彼が仁淀にハマっていく一連の過程、これこそがアイドルであり、アイドルというものの真の価値である!という風ですごく好きでした。誰を推したっていい。正直、恋愛含めないと単発で終わってしまうような設定スタートだったこの作品が、『アイドル』という存在を描き切るとは思ってもみなかったので…。瀬戸内くんの功績は大きいですね。まあ仁淀を過労死させようとした罪は大きいですがね!仕事に行きたくなさ過ぎてじんましんが出る仁淀、笑えねえよ!

 

雑談

さて、ここからは完璧な与太話になりますが、アイドルマスターシンデレラガールズに「双葉杏*2」というアイドルがおり、私は実はこの子と仁淀の親和性が高いと常々思っています。そんなツイートばっかしてます。私のアカウントにあふれる仁淀へのクソ低いハードル設定ツイ群いつか纏めようかな…。

 

 

双葉杏不労所得のためにアイドルを始め、自堕落な様を事務所内外で見せつけ、「働かない」ことこそが正義!とソロ曲で歌い上げるアイドル。

その様は仁淀に輪をかけたようなダメっぷりにも感じられますが、杏は追い詰められると仕方なく働いてくれる上、儲けるために外面を取り繕うことを知っている常識と理解ある根が真面目な子なので、仁淀のほうがよりタチが悪い…。アイツなんなん…?多分どこまでも最悪に気が合うので絶対に会わせちゃダメです、二次創作なんか書いちゃダメだぞ!絶対だからね!(誰か早く書いて)

 

 

また、アサヒちゃんとZINGSの関係性についての与太。これは特に呟いてない。

アサヒちゃんは仁淀にだけ見える存在で、2人は周囲にアサヒちゃんのことを信じて貰えないからアサヒちゃんの存在を秘匿しています。しかし、ZINGSで活躍する仁淀という存在は仁淀自身とアサヒちゃんと2人に別れているわけです。

バンドリ!ガールズバンドパーティ!にキグルミの「ミッシェル」と自分自身の2役をこなす「奥沢美咲」という女の子*3がいるんですが、この子が奥沢美咲という主人格を2つの存在にバラすのとは対照的に、仁淀とアサヒちゃんは2つの人格を1つの主存在に押し込んでいます。

元々のZINGSのメンバーはもちろん仁淀と吉野くん、吉野くんの認識もアサヒちゃんの認識もファンの認識も当たり前にそう。けれど、神仁淀が存在する以上、確かにアサヒちゃんもZINGSの一員であるわけなんです。

アサヒちゃんはあれでわきまえる所をきっちり弁える子なので奥沢のような不満を爆発させたり……などはしない訳ですが、そんなアサヒちゃんはZINGSにとって一体どんな存在となりうるのか?という所もひとつの好きポイントです。仁淀とアサヒちゃんにしか全員見えない記念写真、好き……

 

後感情シンクロする時の仁淀とアサヒちゃん本当可愛いんですよねこれ何回でも言いたい言うからな言うぞ!!!!

Q.2人は仲良しなんですか?A.とっても仲良しだよ(半ギレ)(すき)

認識とか価値観は全然違うのに、本当にここぞと言う時に噛み合う2人なんです……。仁淀の人生無気力無関心とアサヒちゃんのストイックバカさがピッタリかっちりハマる。利害関係と未練と他力本願とお節介が絡み合った、純粋さの欠片なんてどこにも無い不純な2人組ですが、それ故に目的へ不器用ながらに真っ直ぐであれるの、いいな……と思います。好きです!!!!!

 

 

まとまらないまとめ 

そんなこの作品、男女コンビものが好きな人、笑える漫画が好きな人、アイドルがファンとして好きな人なんかに本当におすすめなんじゃないかな、と思います。 思うっていうのは正直自分がドはまりしすぎてて、人類皆読んだらもれなく最高にHAPPYなのでは…?と本気で思いかけるレベルの盲目さをもって今この記事を書いているのでちょっとどうにもならなくて…。(怖いんだよ)

作者のいそふらぼん先生が定期的にTwitterにイラストや1P漫画上げてくれるから呼吸もしやすいし最終回迎えても生きてこられる最高の環境提供、もうありがとうに積み重なるありがとうですよね(?)。感謝のいそふらぼん先生!!!

Twitterでも読もサムオンライン!Twitterゼロサムオンラインではない

 

 

いまさらのように白状しますが、お気づきの通り度々作者のいそふらぼん先生のツイートを埋め込んでいます。作者様の手厚いTwitterの宣伝と紹介がある為、実は宣伝紹介したいだけなら書くことは殆どないんですよね。ここまでの文は全て私の自己満足であり文など本来は不必要と言うオチ。地獄出身なの?もう陳謝の意を込めて他おススメツイのリンク張るしかなくない?

よし貼ろう

 

アサヒちゃんの時折差し込まれる笑えない幽霊ジョーク、マジで笑えないの好き  

 

 安心仲良し!!!!!!!!!!!(復唱)本当に最高の二人組

 

絶望に追い込まれたけど安定の仁淀に救われたお知らせマンガ 信じる者は救われます

 

オタク、感涙 

 

そんな連載再開が告知されたばかりの神クズ☆アイドル、追っかけるなら今しかない!!!ってことで宜しくお願いします!

以上!

*1:キャッチコピー。秀逸

*2:キュート属。金髪にツインテが特徴な、ぐーたらちみっこ十七歳アイドル

*3:好きすぎてこっちもクソ長文ブログ書いてるので興味あったらよろしくお願いします 

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