おろかな睡眠不足

感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

プリコネリゼロコラボのリゼロひいきな感想

こんな記事を上げておいてあれですが、私自身はプリコネをしてません。グラブルコラボの知識しかない。ごめんバンドリとFGOだけでいっぱいいっぱいなんだよ…!

priconne-redive.jp

プリコネナイズされて目つきが若干穏やかになったスバルくんがまぶしい(レム的感想)プリコネのリゼロコラボ、

Re:ゼロから集まる異世界食卓』。

 ちょうど身内にシナリオには一切興味ないけど惰性で続けているヤツがいまして、シナリオ読破報酬回収を兼ねて読ませてもらいました。その感想のブログです。故に見返すことができないため、今は一週間前の記憶を頼りに文を書いています。人生縛りプレイか?

 

私はリゼロが大変好きです。Web版で追いかけているだけですが、もう何度読み返したかわからない程に読みまくってます。ので、原作者監修のシナリオには結構興味があったのですが、まーーーーーーこれリゼロ知らない人にどこまで伝わるの?実質無味乾燥シナリオでは?と怯えてしまうくらいにリゼロファンサービスが旺盛なストーリーでした。

個人的にはすごく好きで、無味乾燥などとdisってしまいましたがコラボ側であるプリコネのメンバーの魅力もよく活かしたシナリオだったと思います。あの堀江由衣の声のお母さん*1メチャメチャ可愛いな?

 

 

 

一言で表すなら、このコラボストーリーは「三者視点で描かれたリゼロ」。ナツキ・スバルを端役にした、ロズワール邸活動的三人娘が主軸の対ベテルギウス戦のイフストーリーです。もしくは死に戻りを無視して、最初と死に戻りラスト周を繋いで一直線の物語としてリゼロを記述した場合、果たしてナツキ・スバルはどのような存在として周囲に映るのか、ということをフルボイスで伝えてくれる番外編。

とても長い。すごく読みごたえがあった。ボイス飛ばし飛ばしにもかかわらず二時間以上かかった。おかしくない?

 

 あらすじ

始まりはパックエミリアラム、さらにレムと一緒にいたスバルが、ロズワール邸で見つけた床下収納の福音書*2でした。は?福音書ってお前レムが起きてるのにそれまだ早いって…!

容赦なくぶちこまれた四章の重要な伏線はコラボ内でも重要なキーであり、福音書の謎パワーとベア子の扉渡りのパワーの掛け合わせによって異世界へと飛ばされてしまう面々。

加えて飛ばされたもうひとりがペテルギウス。そう、ペテ公。もう…大罪司教がいるなんて血で血を洗う火の海だ…と思ったのですが、妖精さんがいるのかはたまたプリコネ全年齢優しい世界フィルターのおかげか、まるで死人が出ないor死人の描写がない、リゼロのストーリーをなぞっているとは思えない救いのあるストーリーに落ち着きました。おいっす、デス!ペテ公も倒される時はそこらのモンスター扱いだったので…。

もちろんからくりはあります、そんなん一つしか無いですが。

 

帰るための鍵はペテ公の持ってる福音書にある、と考えた三人娘達がプリコネ世界に順応し、お決まりのように差別のない世界にエミリアたんが幸せを感じる中、スバルはまるで姿を見せません。いつもの如く彼は一人で暗躍しています。

 

ナツキ・スバルの描写について

話進んで中盤、底抜けなお人好しとしてエミリア達の手助けをする主人公のところに、スバルは事故のような形で一人接触を図ってきます。

もったいぶったうるさい言い回しは相変わらずだけれど、エミリア達と顔を合わせることは絶対にできない、という意味不明な言葉の端々には焦燥感が滲んでいます。加えてリゼロ既知読者なら、自分がこうしている事情を説明できないこと、「死に戻り」を口にできないスバルを見て、彼がどうやらこの世界でも「死に戻っている」事に気づくことができます。


ことこの世界においても*3スバルに魔女の呪いは健在で、まず間違いなくスバルは何度も死んでいるらしい。でも、そうであることは勿論主人公は気づかず、けれどその底抜けのお人好し故に、主人公はスバルの胡散臭い無茶な物言いを初対面で、無条件で信じます。は?主人公気取りか?なんやこいつムカつく~~~~(キレるな)

それが最も、何よりも信じられないことのように気の抜けた様子になるスバル。――果たして彼がこの世界で何回の死に戻りをして、ペテ公によって築かれる地獄をいくつ見てきたのかは私達にも、ましてや主人公にもわかりません。レムが確か魔獣戦の時と同じくらいの臭いがする、と口にしてた筈なので、多分それくらいの回数なのかもしれない。(王都に行ってないし白鯨にも会ってないので、回数が比較して少ないのは十分に納得なんですよね)

でも、何も知らない優しいお人好しによって彼はその遠回りに終止符を打つことができたのだと思います。ずっと昔に忘れかけていた、誰かに頼るという行動を思い出すことで。

 

そうして生まれるのが「魔女教討伐に誰も死なない」世界。スバルは成し遂げました。

そりゃそんなご都合不自然がまかりとおる訳だ。

 

はい!以上の中盤は、プリコネのみ勢には理解できない、何も知らなければ意味不明なテンション高い男が謎に主人公に向けて情緒不安定になっている一幕です。怖い。コラボ先のこいつ大丈夫か?

いや本当、病院いけよとなることは確実請け合いなほどに、経緯を一切理解させてくれないナツキ・スバルという男の怪しさは尋常ではないんです。

一挙手一投足、発言も姿も全てが怪しい。知ったかぶりの態度も、不必要な知識も、全部それが死に戻りの産物だと知る人以外にはあまりに不自然で異質です。無論元の世界でもそうだったのでしょう。むしろこれを信じられる方がどうかしているのでは?流石はEMT……!

 

そもそもナツキ・スバルは自他ともに認めるコミュ障です。彼のコミュニケーションはいつだって継ぎ接ぎだらけの不完全で、故に彼はほうぼう手を尽くした八方塞がりの瞬間に、なけなしの己自身に縋るしかなくなります。そして大抵失敗する。そんなスバルを救うものはいつだって、彼がその不完全を積み重ねた結果手にした周りの信頼と、死に戻りで得た知識です。

後者はともかく、前者に関してはスバルにとってここは未知の世界であるプリコネワールド。ろくに関わりあってない人間から得られるものでは無い。ラインハルトのような無条件に全てを倒す者もいない。

ラスト、ペテ公と対峙する場面においてプリコネ側の協力が必須だったように、彼を信じてくれるエミリア達のみでのペテ公の討伐は上手くいかなかったことでしょう。何人死んだのかな……

だからこそ、頭のネジの取れた主人公の存在はスバルの救いになりえてしまった。あのなんでもなさすぎる瞬間がどれほどのスバルのターニングポイントとなったのか考えるとゾクゾクする。笑い出すスバルの心境は誰にも分からず、不気味の限りで、それは最終話の大団円を迎えても変わらない。あの場において彼自身の思考の仔細を説明できる存在は、彼自身の地の文というメタ的記述しかないんですから。

そんなふうにスバルというキャラクターを徹底して不気味な存在として見られることが、私は嬉しくて仕方なかった。このイベストを絶賛する理由の半分は多分ここです。歪んでない?

 

間違いなく賛否両論あるイベストです。スバルから見たプリコネコラボストーリーは恐らく全30話以上仕立てで、私たちはコラボとして恐らくそのうちの8話程度しか読んでないわけです。

そのことをどこにも明記しないから、8話を8話としか捉えられない人からすれば異世界から来た女の子達と既存キャラのイチャイチャと*4、少しのシリアスなバトルと、なんかクソ怪しい男が紛れてる普通のシナリオにしかなりえない。むしろクソ怪しい男邪魔だからいらない!となりえる。

口悪くいえば、やっぱり無味乾燥。バックボーンを知っていたって、こうして推測するしかない。正解もわからず、最早表面をなぞった人が1番幸せになれるかもしれないイベスト。どういうこと?

コラボ先に配慮とか……むしろスバルの精神崩壊の様を盛り込まずストーリーを作るために配慮した結果がこれだとするなら、まあ大正解なんだろうけれど……。

 

まとめ 

そんなリゼロの独特さを、スバルの異質さを、三人娘の可愛さを改めて知れるとても好きなストーリーで大変ご満悦というスバルに好意的な感想でした。大変読みふけったので書いておきたかった。うう……もっとレムとパックのこと網膜に焼き付けないと……

 

後EDのあの曲と映像大天才なんで3期あのEDにしてください!!!!!!!!!!!!

 

以上!

*1:多分お母さんではなさそう

*2:魔女教の大切な本

*3:いせかる世界がそうであるように。異世界かるてっと、名作です

*4:コッコロ可愛がるエミリアたん本当に可愛いですね?