おろかな睡眠不足

好きな漫画やアニメやゲームの感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

担当:荒木比奈についての話

6thライブお疲れさまでした。NG大好きでよかったです…いやーボロクソ泣き続けて目が腫れてるとかそんな感想は多分いろんな人がしてくれると思うんで、

 

担当、荒木比奈の話をします。ネガティブなこと含めて。今しかないと思ったんです。自分語りです、よろしければお付き合いください。

 

dic.nicovideo.jp

比奈センセー、荒木先生、比奈さん、荒木比奈。20歳。自称日陰者。オタク。コミケ常連、ジャージ。シンデレラガールズに最初期から登場しているアイドルで、昨年の総選挙で全体4位に入賞。念願だったボイスをもらい、本日行われたTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! ナゴヤドーム公演Day2にも担当声優の田辺留依さんが比奈として出演しました。

 

私が比奈を好きになった、担当になった切っ掛けは正直よく覚えていません。いつから彼女の担当を名乗り始めたのかすらもあいまいです。
でも、アニメと同時に始めたモバマスで、少なくともデレステのリリースより前には彼女のカードを少しずつフリトレで収集していたはず(デレステ初期の頃からずっと比奈をセンターにしていたの)で、担当と口にしていた…と記憶しています。当時のレートの低さからブルーフロートパーティーのカードを初めての比奈のSRとして交換するとき、「ふわふわのくせっ毛ととろけるような笑顔が可愛い」という風に思ったことだけは、凄くはっきり覚えています(それがいつ頃のことなのかは思い出せないんですが)。顔が可愛いから始まって、そんな単純な動機から始めたカード集め。
そのカードが増えるたびに、どんどん比奈が好きになっていきました。口にする言葉がちょっとネガティブなところが好き。でも少しずつ、「自分なんて」が「自分でも」に変わりかけているところが好き。お酒に弱いところが好き。シンデレラストーリーを歩んでいるところが好き。眼鏡をかけているのもかけていないのも好き。ちょっと無防備なところが好き。インドアなところが好き。オタクに全力なところが好き。可愛い、好き。
いつの間にか、全部好きでした。笑顔に魅了されて翻弄されて、好きになって、比奈のことを応援したい、大好きだって思いました。担当になって初めて来たガチャ、筆を持った比奈にスプラトゥーンじゃんって笑って。青春してるのに一緒に学校に行けてたら楽しそうだなって思って。モバマスをやる理由は、ずーっと比奈のカードを集めるためでした。イベントを走って少しずつ貯めたガチャチケで、運よくレートの高いアイドルを当てて…、少しずつ少しずつ、大好きな子で埋まるアルバムが楽しみでした。デレステSSRが来たときは、あまりにもダッフルコートの服装が好み過ぎて幸せでした。初めて課金しました。キャラバンの演出も、本当可愛かった。


総選挙もこまごまと集めた票を、他のアイドルとのバランスを考えながら毎年投じて、そうして去年の第6回、全体4位入賞を勝ち取った比奈の姿はとても誇らしくて、大好きで。ボイスは念願でした。声なし担当にとっては誰だってそうだと思いますけども。私は6年のうちたった2年しか私は彼女のことを知らないし、比較にならないほどきっと彼女を好きな人はごまんといるだろうけれど――それでも、私の比奈、だったんです。本当に、嬉しかった。

 

だから、とうとう訪れた声付きのSR、『スターティング・ブルー』の思い出エピソードを聞いて、私は感動するはずで。
はずなのに、何か違うと思ってしまったんです。
私の中の『荒木比奈』が、初めてずれました。それは恐れていたことではあったけれど、まさか、なんて楽観視してました。
好きになった荒木比奈と、公式の荒木比奈がずれた。田辺さんが悪いわけではないんです。ただ私にとっての比奈はもっと低めの声で、もっとゆっくりで、だってそうでしょう?って、思い始めたら止まらなかった。「私の好きな荒木比奈」が、お前の勘違い、妄想だと突きつけられるような感覚でした。
たった2年でこじらせていたのかもしれませんし、本当に勘違いだったのかもしれません。ずっと幻想を追っていたのかもしれない。でも、たとえそうだとしても、私にとっては違った。
TwitterのTLはお祭りムードで、ああこじらせてる私がダメなんだなあとただ一人で思いました。被害者意識とかじゃなく、マジで悪いのは許容できない私なんで、それを共有するのはおかしいですし。だから口をつぐみました。声付きの荒木比奈は念願で、なのに喜べない。正直、嫌でした。時間が巻き戻ってくれないかなあと思ったこともありました。担当をやめようか、デレを引退しようか検討したこともありました。でも比奈が好きなんです。結局やめられなかったし、きっとやめる気もなかった。
だから、好きになるしかないと思いました。ツイートは好感情を心掛けて、抵抗をなくすためにボイスを多く再生して。それを繰り返して、継続し続けて、何となくこれが比奈の声なんだなあ、と薄ら受け入れられる頃には、私の中にあったはずの、私の比奈の声はもう聞こえなくなっていました。違和感は未だくすぶるみたいに消えないのに。何の違和感なのか、もう、何が好きだったのかすら分からなくなりかけていて。私は、どうして比奈が好きだったのか。ただ、彼女を担当であり続けたい――好きであり続けたい執念だけが残っていました。

 

だから、というだけではないですが。SS3Aへ行きました。比奈が――田辺さんが居たので。きれいな歌声で、ああ田辺さんは歌が上手い、そっか、比奈も、歌が上手いんだと、ためらいながらも思えました。思えたことによかったって情けない安堵をして。6thのナゴヤドーム2日目も、同じ感情でライブビューイングにチケットを購入しました。

 

んで迎えた今日なんですけど、ようやく本題なんですけど、あの、あのですね、比奈がいたんです。
比奈、だったんです。イリュージョニスタ!が終わって。荒木比奈が、ステージに立って、喋ってて、本当にびっくりした。なんでなんだろう、ひたすらに比奈だったんです。私、今日、初めて比奈が喋ってるって思って。葛藤が、一年以上引きずってきた感情が、あの、冬は忙しくて…って何でもない挨拶を聞いた瞬間に全部過去になった。比奈が好きだったし、好きなんです。大好き。大好きだって、全力で叫びたくて、嬉しくてうれしくて、大好きなSnow*Loveを歌う比奈がかわいくてボロボロ泣いた。ブルナポの話もしてくれて、その時は変な声が出た。


そうして突如ぶち込まれた「サイバーグラス」のNation Blue。エモさの暴力でした。春菜と比奈、まだソロ曲も貰ってない二人、初めてライブでのユニット披露で、それをものともせず50000人の前で歌う姿。50000人なんてそうそうない数字。輝いていた。表情の涼やかな顔は丁度モバの最新のSRを思い起こさせて。本当に、かっこよくて。ああ、皆見てるか、彼女が私の担当なんだぞって胸を張りたくなって、

 

ふと、一年間が報われた気がしました。そりゃあもう身勝手な感傷です。でも、比奈が歌っている。「私の大好きな比奈」が、歌っている。…田辺さんに、大好きな荒木比奈に声を当ててくれてありがとうって、初めて本心から思えた。思えたんです。
嬉しかった。やっと、他のPさんに追いつけた。だってずっと、そう思いたかった。もう何で泣いてるのかわからなくなって、最後比奈って叫ぶことをこらえきれなかった。

 

比奈が好きでよかった。最高のライブになりました。

田辺留依さん、本当に本当に、比奈だと思わせてくれて、比奈に声を当ててくれて、比奈でいてくれて、ありがとうございました。これからも、担当のことをどうかどうか、宜しくお願いします。私も微力ながらにプロデュースを頑張りますので。

なんて、そんな、過去の話のブログでした。書けた。

 

ブログ書きながら思い出して泣いてしまった。ようやっと同い年になれました。ワイン、一緒に飲んでほしいな。比奈センセーさえよければ、なんですけど。

以上です。ひなすき!