おろかな睡眠不足

感想だったり推薦だったりを語彙力なく語ります

『SAOAGGO』を読んだ

全部打とうとしたらタイトルが長すぎるのん。過去と現在の比較とか、理想と現実のギャップとか、仮想とリアルの関係性とか、一見常識人なようで頭のおかしい登場人物とか、後SAOとかキノの旅が大好きなんですよね。好きなものと好きなものを煮詰めたらそりゃ面白いですもん。無理だよ抗えないよ……無理……(巻き戻す)



先日最終回を迎えた「SAOAGGO」こと「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を、アニメで放映されたストーリーと同じ3巻まで読んでみました。やー……好き!です!キャラもストーリーも好き!アニメは視覚を、小説は詳細をそれぞれ補完してくれるのでこれ見て読んだ方がより楽しめますね。アニメ版の最終話視聴まだなんですけど楽しく思ったことを書きます。この作品に関してはそのうち読み進めた上で改めて書き直したいけど一先ず今の時点で。
【追記】アニメ見ました日笠さんすげえよ!!!うまくアニメ尺に収まってたし戦闘描写最高でもう文句がなさすぎるイエーイ!すき!!!


(あとがきじゃないあらすじ:主人公の小比類巻香蓮は長身コンプレックスの大学生。五感を使う仮想現実ゲームVRMMOでチビのアバターを求めた末に辿り着いたのは、銃と硝煙の世界、『GGO(ガンゲイルオンライン)』でした。相棒の銃と共に世界を満喫していた香蓮=レンの元に、フレンドのピトフーイから『スクワッド・ジャム』への誘いがかけられます)


こちらライトノベルFPSバトルロワイヤル属になりますが(なるのか?)、実質女の子と女の子のお話であることは大まかなアニメの流れなんかを知ってる人には丸分かりでしょう。丸分かりでないなら女主人公で直接関わる男性が1クール通してMさん一人だけみたいな時点でお察しですよ。百合……と呼ぶには……まだ……まだ足りない……と思うけど感じますよね。波動を。変なものを感じてんなって感じてる自分に気味悪くなりますよね。まっちぽんぷ。

原作は川原礫先生の『SAO(ソードアート・オンライン)』ファントムバレッド編、つまり5巻6巻。舞台であるGGOの世界で、原作アニメの監修を勤めたガンマニア時雨沢恵一先生によるオリキャラハーメルン二次創作とかいうとんでも作品になります。えっ公式!?そう公式なの……!
しかし、あくまで別の主人公による別の物語のため、SAO原作のメンバーはほぼほぼ出てきません。主人公であるキリトに到っては名前すらでず、実質原作とは無関係と断言できる位に別物。故にSAOを読まなくても楽しめる。でも、そこにはSAOに対するリスペクトやあからさまな対比なんかがしっかり見え隠れしていて、原作読破済みだとより楽しめる仕掛けたっぷりになってます。んんっうれしい~!

対比

という訳で対比からあらすじをたどってみます。ざっくりSJ初めくらいまで。

  • 主人公の小比類巻香蓮は上京してきた大学2年生。180センチを越える高身長のせいで周囲に馴染めず、鬱屈とした日々のなかでVRMMOを始めます。目的は『違う自分になること』。逃避と言う点ではSAO主人公の和人*1と同じだけれど、目的をもって逃げる香蓮と目的なく逃げる和人、それ故にリアル優先の香蓮とゲーム優先の和人というように異なります。まず第1の対比。
  • 各ゲームごとに自動生成されて変更不可のアバターを目的の「チビ」なものにするため、いくつもの世界をコンバート(渡り歩いて)して、とうとう香蓮はチビのレン━━『LLENN(レン)』のアバターを手に入れます。現実とは似てもにつかぬ、ウサギのごとき小ささ。超絶キュート。SAOにおいてリアルの体をスキャンされていたため、強制的に変更されてしまったキリトとは真逆ですね。ここ第2の対比。本来MMOゲーム小説の醍醐味ってこういうところなんですけど、SAOのゲーム内においてこの仕様が活用されるのはヒースクリフ位なんですよね……。フェアリーダンス編はばっちしですが。
  • かくしてゲームを始めたレンは次第にこの硝煙の世界に熱中していきます。装備も、現実じゃ似合わないかわいいピンク色に塗りまくってウキウキ。そんな おまえが かわいい。ピンクの砂漠でモンスター狩りとPKを繰り返すうちに『ピンクの悪魔*2』などと悪名高く呼ばれることになります。その常に纏う黒衣で『黒の剣士』として名を馳せたキリトと似てますね。対比その3。この辺りからもうこじつけでもテンション上がってきます。いえーい!
  • ゲーム内で出来た、上京して以来初めての友人のピトフーイことピトさんとは、ピトさんなんか時折おかしいけど関係ないよね!って仲良くします*3。血みどろの女と女の約束したりしてモンスター狩りしてたら、彼女からの頼みで小隊同士のバトルロワイヤル、スクワッドジャムに参加することに。そこで紹介されるのは大男のMさん。凄腕のスナイパーの方です。まだ強い。レンは彼と二人、戦場に立つことになります。使う武器がレンのP90とキリトのフォトンソードと武器が異なることは勿論、予選開始時点でまだ勝つぞ~!としか思ってないレンと、死銃でピリついてるキリトもある意味対比ですね。対比4。
  • また、二人とも近接に特化してて、共に相方がスナイパーでありながら、リアルとそこまで変化がないキリトとシノン、共にリアルと大きく違うレンとM。対比5です。好き!心が踊る!
  • 他、ゲーム内に度々登場する「殺す」という単語に対する二人の認識も分かりやすく対比ですね。レンちゃんくらい軽く痺れる言い方が、SAOの殺人を引きずるキリトくんには出来ないから。作中リアルを持ち込むことになっても、ゲームはゲームだって言ってんのにピトさんは~!っていうレンちゃんと、ゲームであって遊びじゃない、だからデスガンは俺は止めないといけない、ってなるキリトくん。これに関しては同じSAOβテスト経験者のピトフーイとキリトの対比もできて面白いです。対比~!対比6~!

ざっと思い付くだけでもこれだけありますね。……こんな感じに、たのし~く対比の比較ができます。原作を読んでいると~~、と私が述べるのはこの辺りに起因します。もちろん設定や用語においても本編においてのあれだな?みたいなのがちょくちょくでるのでそういう面でもおススメですが。この他だって山盛りなんですけど、衝動のままに書きなぐってる私の記憶が危ういので今度余裕があったらまとめてみたいもんです。SJ2、目覚めたピトさんがフォトンソードと共に、主人公に立ちはだかるのなんてもう……この上ない……!

キャラクターについて

女主人公ゆえの女の子との絡みは時雨沢先生テイストにアレンジ効いてて、さっくりしてて大変好みです。例外的なMさんとのフワッとした関係も好きです。現実での会話で香蓮の口調ににじむガンナーとしてのレンちゃんみがいい。
すれ違うように現れたシャーリー達SJ2の女子共を知るためにも私は続きを読むべきなのだと思っていますが…どうなんだろう。

  • ピトさんとは言わずもがな、レンは「私が殺すまで死なないで!」と、目的からすれば真っ当なようで、歪みすぎてイカれた感情と共に全力で迫ってその喉元を噛みちぎりながら笑うんですから、実質これって告白ですよな。ひゃっほうたまんない!四六時中ピトさんのこと考えて強くなって、ピトさんが誰かにとられかけたらキレながら怨嗟の声をあげる……!私が殺す……!絶対殺す……!百合って難しい…。小説版の初手でオンライン相手ゆえにおちょくられて慌てたり、二人で仲良くモンスター狩ってるのも可愛いです。リアルでは唇奪われちゃうし。この二人のリアルとゲームで入れ替わる身長差が個人的に一番好きです。ナンバーワン百合ポイントでは?
  • フカ次郎!美優!紛れもない香蓮の親友!いやコヒーの頼みとあらば~でここまでしてくれるんだもんな……悩みも聞いてくれるしアシストもしてくれるし思いきりがよくて泣き言いうけどあきらめない、まるで人気投票で上位に来るチャラいイケメンみたいな……おまけにレンちゃんと並ぶ美少女アバター、もう隙がないのでは?任せた、相棒!の下り大好き。というかあの頃のレンちゃんが砕けて話す珍しいシーンは全部好き。つまるところフカとの絡みは全部好き。
  • 新体操部の面々はやっぱり、SJ1後のチビ助とデカ女!のやり取りが、正体バラシの上でこんなかっこよく決めてくれるなんてもう私のほしかったそれだったからありがとう……ありがとう……って感じです。どういうこと?そういうことなんですね。伝われ!お菓子食べてるときの女子高生の姿が、時折ロールプレイが解けて表れるのハチャメチャかわいいですよね。そんな6人が好き。早くレンと戦って欲しい……!!ままならねえ……!

銃火気は全編わからずのちんぷんかんぷんなので雰囲気で感じ取ってます。ほーんふーん、ってコナン読むときのあれですね、理解せずにオチだけ読むときのあの感覚です。弁明の余地なく申し訳ないけど、詳しくかいてくれるのである程度の理解はできます。有難い。戦闘シーンの臨場感は、小説版の緻密な描写だけだと脳が追っつかないのでうまく落とし込んだアニメすげえなあって思います。アニメのレンと香蓮の演じ分け本当凄い。EDも可愛い。もう楠木ともりさん無敵では?レン役演じてくださってありがとうございました。いっぱい売れて


そんな感じに楽しく楽しい鉄砲バトルロワイヤルSAOAGGO、録り溜めしてる最終話を見るために明日も生きます!ヒューッ楽しみ!またブログタイトル回収になっちまった…

*1:キリトの本名。桐ケ谷和人。キャラ名がレンと同じで本名からのもじり

*2:星のせんしとの関係はない

*3:後々関係しかなくなる